材料手配
材料手配って難しいの?
難しくはないけど確認することがたくさんあるよ。
例えは、材質・材料の加工方法(6F 6F2G 6G)・交差・面取り指示・納期設定
などだよ
ひとつひとつわかるように教えてね
材料手配手順
- 熱処理があるのかを確認する
- 材料の加工方法
- 材料個数
- 材料交差
- 面取り指示
- 納期設定
例
材質 SKD11 個数 1個 HRC60±2
材料サイズ 10×50×50 交差±0.01 研磨仕上げ
2か所C5 1か所C3
材料手配
熱処理がある為材料に研磨代(材料サイズ+0.2~+0.3)をつける
材料全体交差も+0.1にする
面取り指示がある為材料手配の時に面取り部を記載
納期設定をして発注します。
研磨代は私が実際発注している寸法のため必ず+0.2~+0.3とは決まりがあるわけてはないよ。
材料全体交差も同じで+0.1に決まっているわけではないよ
どうして研磨代が必要なの?
熱処理をすると熱で材料寸法がかわるのためと仕上げ寸法が±0.01研磨仕上げになっているため研磨代をつけています。
熱処理がない材料や仕上げが研磨仕上げでない材料はどうするの?
そうだよね。わかりにくいと思うのでいろんな材質・仕上げ寸法・面取り指示などを分かりやすく書きます。
この3図面で説明します。
①は材質がSKD11でHRC60±2の為熱処理が必要なので+0.3の研磨代をつけて材料手配
※研磨代+0.3は決まりではないです。
※仕上げは6G(6面研磨)の指示あり 個数1個
材料寸法
30.3×45.3×50.3 交差すべて+0.1-0にして材料手配しています。
研磨代を+0.3つけていて材料をマイナスさせたくないため+0.1-0にしています。
交差は必ず+0.1-0にしないといけないの?
必ずではないよ マイナスしないようにすればいいよ
交差+0.05でもいいよ
C10はどうするの?
図面交差で変えているよ。今回の図面では交差指示がないため材料手配の時に面取り(C10)をつけます。
わかりました。図面の交差で変わるってことだね。